妊娠したら病院選び!妊婦健診・分娩施設・里帰り!?セミオープンシステムって?

妊娠がわかると、病院選びが始まります。分娩施設は出産するときまでに決めればいいかな~なんて悠長なことを言っていると、受け入れてくれるところはあっという間になくなります。

それに、出産する病院を決めればそれで終わりかというと、そうではないパターンも多々あり。私は不妊治療のクリニックも含めると、妊娠後4つの病院に通いました。

ここでは、出産までにかかる病院選びについて紹介していきます。

●妊娠判定

私の場合は、不妊治療をしていたので、妊娠判定は不妊治療をしていたクリニックで受けました。不妊治療クリニックでは、ちゃんと正常妊娠しているところまでは確認してくれますが、妊娠8週目くらいで卒業になります。そのあとは、通常の婦人科で経過を診てもらうことになります。
この妊娠判定は、おそらくどの婦人科でのしてくれるので、自然妊娠の場合は家の近くの婦人科に駆け込めばOK。

●妊婦健診

妊娠判定を受けると、その後は定期的に妊婦健診を受けることになります。妊娠周期により頻度が変わります。

-妊娠初期から23週まで:4週間に1回
-妊娠24週から35週まで:2週間に1回
-妊娠36週から出産まで:1週間に1回

妊娠判定を受けた後は、妊娠後期まで健診をしてくれる病院を見つけなければならないのですが、これが探してみると意外と少ないのです。「妊娠初期の経過は診ますが、以降は妊婦健診を行っている病院に転院してください。」という街の小さなクリニックがけっこうありました。

普段の行動圏内にあるクリニックを一つ一つ調べてもなかなか見つからない場合は、自治体で妊婦健診を実施している病院例を提示していると思いますので、その中から選ぶのが早いかもしれません。私は文京区のこちらのサイトhttps://www.city.bunkyo.lg.jp/kyoiku/shussan/ninshinshussan/ninshin/ninpu.htmlで病院を絞って、後は家の近さと口コミの良さで決めました。

妊婦健診は、通う頻度が高いのと、大学病院などの大きな病院だと予約の取りづらさや待ち時間の長さが問題になってくるので、家の近くのクリニックを選ぶ方が賢明だと思います。(もちろん、家の近くに大きな産院があって、通いやすいしそこで産みたいという場合は、そこを選ぶのも吉💮)

その時にうまく活用したいのが、セミオープンシステムです。

【セミオープンシステム】

普段の妊婦健診は家の近くのクリニックなどで受け、妊娠後期(34週以降くらい)から、分娩先の病院に通うことができるという、連携システムです。そして、妊娠初期・中期でも、入院等が必要な緊急事態になった場合は、その連携している大病院にかかることができるので、小さなクリニックで大丈夫かしらという不安もありません。

 セミオープンシステムのメリット

  •  頻度の多い普段の妊婦健診は、家の近くのクリニック等で通いやすい。
  •  大きな産院より街のクリニック等の方が、比較的予約が取りやすい。比較的待ち時間が少ない。
  •  緊急事態(切迫流産や夜間の緊急受診など)の場合は、連携先の大きな産院でしっかりサポートしてくれる。
  •  里帰り出産の妊婦も受け入れてくれる。(分娩施設のある大学病院などでは、その病院で出産するつもりのない妊婦の健診はしてくれないところが多いです。)

などなど。

●連携先の大病院

セミオープンシステムを活用した場合、普段の妊婦健診はかかりつけのクリニック等で受けるものの、緊急事態や妊娠後期から通うことになる産院に、妊娠初期の段階で1回受診(又は登録)する必要があります。そもそもセミオープンシステムを採用しているかどうか、どこの産院と連携しているかは、各クリニック等によっても異なるので、産院にこだわりがある場合は妊婦健診の予約をする際に、事前に確認しておいた方がよさそうです。

ちなみに、最初から大きな病院に通い始めたとしても、大病院はリスクの高い人や出産間近な妊婦さんの対応で手いっぱいなので、ローリスクの妊婦さんは妊娠後期まで小さなクリニック等に普段の妊婦健診を通うよう、「逆紹介」されることもあります。

●出産施設(里帰りの場合も)

妊婦健診先と分娩先が違う場合、分娩先は近くなったら予約しようと思っていると手遅れになります!ほとんどの病院が、妊娠5か月くらいの時に、初診を受けておく必要があるのです。

だいたい妊娠5か月の「妊娠〇週に受診すること」と指定され、妊娠4か月くらいの時に予約をしなければなりません。分娩先は、妊娠4か月になる頃までには決めましょう!

妊娠判定を受けたら、1~2か月の間に、たくさんのことを決めなければなりません。里帰りするかしないか、妊婦健診、出産をどこでするか決め、電話して予約をとる必要があります。特に初産婦はどこにどんな病院があるか把握していないので探すのは大変ですが、じっくり情報収集して悔いのないように準備しましょう!

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