赤ちゃんの便秘対策で、実際に効果があったもの

赤ちゃんはいろいろな機能が未熟なままで生まれてくるので、お肌の調子、便の状態など、とにかく心配になることがたくさんあります。

そのうちのひとつとして、便秘もあります。ミルク(母乳)だけで育つ乳児の便はずいぶんやわらかろうと想像していましたが、便秘になる子もめずらしくないようです。我が子の場合は、生後3週くらいから便秘になりました。2日、3日出ないのは当たり前。下手すると4日便が出ないことも少なくありませんでした。

毎日毎日ずっと気がかりで、小児科医や助産師さんに会うたびに、とにかく対策を聞きまくりました。そして、聞いたものは全部試してみましたので、効果があったもの、なかったものを紹介します。

効果1位 めんぼう浣腸/こより浣腸

効果:◎ 便が上の方にある場合でも、3-5分程度で効果あり。

めんぼう浣腸の方法

1.赤ちゃんめんぼうにハンドクリーム(オリーブオイルなどでもOK)を塗る。
2.赤ちゃんの足の裏同士をおへその上辺りで合わせる。(この体制が踏ん張りやすくなる。)
3.めんぼう立てぎみにしながら、肛門に入れる。(横向きだと、入らない。)
4.ゆっくり『の』の字を描く。

こより浣腸の方法

1.こよりの両端を持ち、ループを作る。ループ状の部分にハンドクリームをつける(オリーブオイルだとふやけてしまうのでNG)
2.赤ちゃんの足の裏同士をおへその上辺りで合わせる。(この体制が踏ん張りやすくなる。)
3.ループ状の部分を肛門に入れる。
4.こよりをゆっくり出し入れする。

こより浣腸がオススメの理由

こより浣腸もめんぼう浣腸も、効果は同じですが、特にこより浣腸がオススメです。

めんぼう浣腸は、めんぼうをお尻になかなかうまく入れられない、赤ちゃんのお尻を傷つけないか心配など、やる方にもかなり負担がかかりました。

一方、こより浣腸は単なる紐をお尻に入れるだけなので、全くお尻を傷つける心配はなく、入れる際もなんの抵抗もなくするっと入ります。親の方にもずいぶん心に余裕ができますし、赤ちゃんもニコニコ笑っています。

こより浣腸がオススメです!

ちなみに、潤滑剤としてはわざわざ軟膏などを買う必要はなく、普段家で使っているハンドクリームでよいそうです(小児科の先生から教わりました)。我が家は、ニベアを使っていました。赤ちゃんのお尻に入れてよいものかと最初は気になりますが、便と共に出てきてしまうので問題ありません。

効果2位 おなかのマッサージ

効果:○ 浣腸ほど即効性はないものの、数10分~数時間後に効果が期待できる。

お腹のマッサージの方法

・おへそあたりを中心に、ゆっくり大きく『の』の字を描くように、おなかを押さえる。
(と教わりますが、『の』の字を気にしすぎず、とにかくお腹をもみもみしている方が効果がありました。やさしく撫でる程度ではダメ。)
・背中側から、腰骨のすぐ上あたりもマッサージする。
・お腹につくくらい、足も大きく動かす。

効果3位 ミルクの量を増やす

効果:○

いつもより一回のミルクの量を少しずつ多くすると、若干出やすくなったように思います。ただ、劇的にミルクの量を増やせるわけではないので、継続的な効果を得る方法としては、我が家では活用できませんでした。

効果3位(同率) バウンサー

効果:◎

我が家独特の対処法です。バウンサーに乗せるとすぐに力みだし、数分以内にうんちします。方法は簡単、バウンサーに乗せるだけです。赤ちゃんにもよると思いますが、我が子は、ベビービョルンのバウンサー、角度は3段階のうちの真ん中がお気に入りです。

以下は、効果が計れなかったり、わが子には効果がなかったものですが、赤ちゃんによっては大きな効果が得られるかもしれないため、紹介します。

身体の芯を冷やさない

効果:不明

寒くないようにとたくさん着せてあげると、背中辺りに汗をぐっしょりかいていることがありました。汗をかいて濡れた服を着せたままだと、かえって身体が冷えてしまいます。

背中に汗をかいていないか、身体が冷たくなっていないか、まめにチェックが必要です。

ミルクの種類を変える

効果:×

明治ほほえみ、森永はぐくみ、メグミルクぴゅあ、グリコアイクレオ、和光堂はいはいをすべて試して比較しましたが、全く便秘は解消されませんでした。

砂糖水を飲ませる

効果:×

砂糖水は腸の働きを活発にするため、5%程度の白糖水を1日1回20ml(病院で教わった濃度と回数)飲ませましたが、この濃度と容量では効果なし。ただし、自己判断で増やすのはNG。

赤ちゃんを泣かせたまましばらく見守る

効果:×

赤ちゃん自身が泣きながら足をバタバタさせるのがよい運動になり、便通を期待するもの。我が子は、特に足の動きの活発な子だったものの、便秘は解消しませんでした。

赤ちゃんの便秘はいつまで続く?

乳児の便秘は食べ物が原因ではないだけに、なかなか対策も施しづらいものです。赤ちゃんの便秘はそのうち必ず治ると小児科医や助産師さんは口をそろえて言いますが、いつまで浣腸をする日々が続くのかと気が滅入ります。

うちの場合は、生後4か月になる数日前に突然治りました。そして、そこから2週間毎日、時には1日2回もうんちしました。その直前まで、3-4日に1回しかでていなかったので、本当に突然改善しました。今も1日出ないこともありますが、浣腸しなきゃと心配する日々からは解放されました。

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